2017年1月15日日曜日

先週(1/8)の講壇


求める祈り、し続けてます?」         ルカの福音書11913

 綾 康輔 牧師

 聖書では、神様の御思いとして「求める」と言う事を繰り返し強調しています。それは、父なる神様と子どもなるキリスト者との関係の中で、神様が求める者に与えて下さるお方である事を、キリスト者一人一人が知って欲しいと言う願いから記録されているのです。
 しかし、現実に私達は「祈っても聞いて下さらない」と言う体験をする事で、「求めなさい。そうすれば与えられます。」、「捜しなさい。そうすれば見つかります。」、「たたきなさい。そうすれば開かれます。」と言う御言葉にも眉つば物に見えて仕方ないのです。
 その中でも、今日の本文を記録したルカは、同じ御言葉を記録したマタイとは違って、「求める人たちに、どうして聖霊を下さらないことがありましょう。」と記録しています。聖霊は私達がキリスト者として歩むために、とても大切で重要なお方です。イエスキリストを主として信じる事も、賜物を与えて下さるのも、神様の愛を注いで下さるのも、聖霊のバプテスマを下さるのも、全ては聖霊様のお働きです。
 ただ、私達の側でひとそれぞれに求めが違います。それらにも主は耳を傾けて、必要に応じて答えて下さるのです。神様にしっかりとした応答を受けるまで、諦めずに祈り続ける事が大切なのです。そして、更に主の恵みを体験して、その恵みを周りの方達に分かち合っていく歩みを今年一年、お互いに味わっていきたいと思います。(要旨)