2017年2月19日日曜日

先週(2/12)の講壇


主役を輝かせる助演を!」            列王記第一183039

 綾 康輔 牧師

 預言者エリヤはバアルの預言者達との戦いで、どちらの仕える神が本物かを勝負しました。バアルの預言者達は自分達の体に傷をつけてまで彼らの神、バアルに「火を降して下さい。」と願い求めました。しかし、何の音沙汰もなかったのです。
 そこで、エリヤは自分の名を売る為でもなく、ただただ、主の御名が再び民達の中で「主役」である事を知らしめて欲しいと言う一念で、神様に祈り求めました。そのために、ヤコブの子らの十二部族を象徴する十二の石で祭壇を作り、その上に十二のかめに満たした水をふりかけました。エリヤが切に神様に祈ると、なんと天から火が降って来て、祭壇はおろか水さえも全てなめ尽してしまったのです。それを見た民達は「主こそ神です。」と告白したのです。この様にして、エリヤは主役である神様を輝かせる為に、助演を果たしたのです。
 私達は、エリヤの様な高尚な助演をする事は出来ないかもしれませんが、私達にも出来る事は必ずあるのです。あの二匹の魚と五つのパンを差し出した少年の様に、与えられているもので五千人以上のお腹を満たした主の奇蹟がなされたのです。同様に、私達にも与えられている賜物で神様が主役である事を現されるのです。共にその事を通して主役である神様を輝かせるお互いでありたいものです。(要旨)