2017年2月12日日曜日

先週(2/5)の講壇


何を求めます?」            列王記第一3510

 綾 康輔 牧師

 偉大な父ダビデ王の後継者としてイスラエルの王に選ばれたソロモンは、夢の中で主から「何を与えようか。願え。」と語りかけられました。そこでソロモンは王としては未熟で、数多くのイスラエルの民達を正しく裁く事は出来ない事を認識した上で、主に「知恵」を求めました。それをお聞きになった主は、ソロモンに海辺の砂浜の様に広い心と知恵と英知をお与えになりました。しかも、ソロモンが願わなかった、富、誉れ、長寿を与えると約束して下さったのです。
 これは、ソロモンが自分の利益の為に求めたのではなく、主から与えられた使命を、任務を全うするための者であったからです。それは、とりもなおさず、主の喜ばれる、主の御心を求めた事になるのです。
 主はその様な求めを喜ばれたのです。なぜなら、「神の国とその義とをまず第一に求める時に、それらのものは全て与えられます。」と約束されているからです。私達はとかく、日常の生活を送る事で精一杯で、神様の御心を求める事が困難であるのが現状です。 
 しかし、神様はその様にして神の国とその義を求める力をも与えて下さるのです。神の国とその義を求める事自体を神様に求めればよいのです。そして、神様が私達以上に私達の必要を知っておられると言う事を体験する事が出来るのです。(要旨)