2017年8月6日日曜日

先週(7/30)の講壇


「熱心に一致を保つ    エペソ人への手紙416

豊山 カヨ 牧師

  使徒パウロが書いたエペソ人への手紙は1-3章では教理的教会論として教え、教訓が書かれていますが、聖徒達が具体的にその召しに相応しく歩む様にと勧めているのが4-6章です。その召しに相応しいとはどんな意味があるのでしょうか?対等にバランスをとるという意味であり、信仰と行いの間にバランスをとるように勧めている訳です。召しに相応しく歩むべき品性として「謙遜と柔和の限りを尽くし、寛容を示し、愛をもって互いに忍びあう。」これはイエス様に見る品性であります。
 謙遜とは自分を低くする態度ですが、その反対は傲慢で即ち争ったり、自我が強く自分だけが正しいとする思いです。柔和とは温かく和やかな人、即ち、自分の内で起こる感情をコントロールできる力と言えます。麗しい一つとなる交わりをしなければならないクリスチャン達に時折問題が生じます。傷つけたり、争ったりして痛みを覚える時、交わりが揺れる訳です。それは、この4つの品性が欠けている時に起こります。
 イエス様に似ていく事を願っているでしょうか?相対的優越感を持たないで、他の人を無視する傲慢をやめる事です。また、「寛容を示し、愛をもって互いに忍び合う」ということは、愛によって忍耐し受け入れる必要があると強調しています。願わくは全ての人が707度の赦しと理解が必要な愛の対象である事を知る事。更に赦しの対象が自分自身である事を知る事が大切です。
 「平和のきずなで結ばれて御霊の一致を熱心に保ちなさい。」今日の鍵となるこの御言葉は「平和の中で聖霊様が一つとされることを何よりも真面目に勤勉に真剣に最善を尽くしなさい」という意味があります。分裂と争いには巧妙なサタンの働きがあります。小さい事かも知れませんが自分ができる平和の為の働き、謙遜の限りを尽くし、主の十字架を見上げ、主だけを崇めるなら私達は一つになる事が出来ます。(要約)