2017年11月5日日曜日

先週(10/29)の講壇


新生活ガイド」     エペソ人への手紙42532

豊山 カヨ 牧師

 聖書は、新しい人を身に着けた聖徒の具体的な歩みのガイドブックです。信じる事は実践に繋がっているので、信じる信仰と歩みを切り離す事は出来ません。パウロは古い人を脱ぎ捨て、真理に基づく義と聖をもって造られ、新しい人を着た聖徒が一番先にすべき具体的な事は言葉の変化だと提示しています。言葉は単純に意思疎通の為の道具ではなく、私達の人格を代弁し、私達を救って下さった神様を伝える道具となります。人を引きずりおろす様な言葉ではなく、人を生かし、人を立たせる言葉で恵みを与える事が出来るならどんなにか感謝な事でしょうか!
  次に、パウロは聖徒達の弱さと失敗の可能性「怒り」を認めながら、この失敗に対して知恵ある者として行動する様に、そして問題によって怒りが生じてもクリスチャンとして怒りを治める態度をとる様に勧めています。怒りは悪魔の出入り口です。怒りそのものは自然な感情ですが、罪を犯す可能性が大いにあるものです。この怒りを治める知恵として「日が暮れるまで憤ったままでいてはいけません。」と言っています。
  全ての人間関係の中心にはイエス様がおられます。イエス様は二人の関係の隔ての壁を打ち壊し一つにされました。したがって救われたクリスチャンがイエス様の赦しの方法を忘れて共同体の団結を乱す非難や悪行をするなら、私達の内に居られる聖霊様を悲しませる事になります。私達の歩みが、新たにされてその姿を通して健康な教会、またイエス・キリストを現す教会となります様に心から願います。(要約)