2009年10月2日金曜日

【ドキュメント】アドベントクリスチャン教会の歴史と教え

文章:フロイド・パワーズ師(宣教師・米国)

『見よ、彼が雲に乗ってこられる。全ての目、ことに彼を突き刺した者たちが、彼を見る。地上の諸族はみな、彼のゆえに嘆く。しかり』 アーメン。 神であられる主、常にいまし、昔いまし、後に来られる方、万物の支配者がこう言われる。『私はアルファでありオメガである。』(ヨハネの黙示録1章7~8節)


<アドベントクリスチャン教会とは?>
 私たちの団体の名前、Advent(再臨)とは、文字どおりイエスキリストが地上に来られることであり、私たちがその信仰にたっていることを表しています。
 名前のChristianとは、イエスキリストを主であり、救い主であると私たちが受け入れていることを表しています。そして名前のChurch(教会)とは、聖書に教会はキリストのからだの一部とあるように、私たちもキリストの体の一部であり、イエスキリストの交わりに招かれた者であることを表しています。私たちは聖書とその教えを人生の指針として認めています。

<アドベントクリスチャン教会のルーツ>
 アドベントクリスチャン教会のルーツは150年前、Wiliam Milerの生涯と奉仕にその足跡をたどることが出来ます。
 農夫で陸軍大尉でもあった彼は、1820年代後半にクリスチャンになり聖書の研究によって、イエスキリストの再臨が近いことを確信しました。
 Millerの働きによって、福音主義の教会では、キリストの再臨に関する聖書の教えを真剣に受けとめるようになりました。
 そして、Advent Christian Missions は急速に成長しました。1800?~1866年、南北戦争の困難に耐え、解放された黒人奴隷達と共に働くため、American Advent Mission Society が組織されました。その活動は、中国、日本、フィリピン、ナイジェリア、インドに拡がっています。
 Advent Christian は現在も伝道に力を入れています。私たちはイエスキリストにより与えられる希望を宣言していくことによって、Wiliam Milerの後に続く者となりたく思っています。

<アドベントクリスチャン教会は何を信じているのか>
 私たち、人間は死ぬべき運命にあることを信じています。イエスキリストを救い主であり、主として受け入れることによって私たちは、はじめて、神から永遠の命が与えられます。イエスキリストの再臨まで、死者が無意識であることを信じています。再臨の時にクリスチャンは永遠の命を与えられ、未信者は永遠の滅びに入れられるのです。私たちはイエスキリストが新しく作られた地上に永遠の王国を建設するため、目に見える栄光のお姿で再び来られることを信じています。

<海外宣教>
 そこで、彼らは出ていって、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らと共に働き、みことばに伴うしるしをもってみことばを確かなものとされた。(マルコ16章20節)

クロアチア:最近ではザグレブを中心として活動が行われめざましく成長しています。
ガーナ:ここでの活動はひとりのリベリア難民の有力なリーダーによって導かれています。またより、多くの伝道所が建設中です。
ホンジュラス:開拓伝道中です。
インド:海外宣教の中で最大規模のもので13000人以上の会員を持つものがあります。
日本:日本アドベントキリスト教団は成長し続けています。3つの教会では100名以上の会員を有しています。その活動は大阪地区を中心としています。
リベリア:数名のクリスチャンの命が奪われた、内戦の荒廃した中にも関わらず活動は継続中です。
テネシー州、メンフィス:都市部では礼拝出席者が増加しています。活発な青年伝道や刑務所伝道また教会周辺地区の貧困者への支援活動なども行っています。
メキシコ:La Purisima Ensenada, Tijuana El Floridoの4つに活動地域が分かれています。教会建設の働きを支援し、メキシコの人たちによって福音が伝えられています。
ニュージーランド:1995年に伝道が開催されました。ニュージーランド・アドベント・クリスチャン教団の設立を目指しています。
ナイジェリア:ナイジェリア・アドベント・クリスチャン教団では、5000人以上の信者数と約24の教会があり、またその他にも伝道所があります。
フィリピン:フィリピンでのアドベントクリスチャンの働きは教会と伝道所薬0。また約3000人のメンバーで構成されています。オロー神学校では目下急速な成長を経験しています。

<米国より日本へ宣教師派遣 '48~'72>
ツース先生ご夫妻(1948)
キャシディー先生、レディカ先生、ホイットマン先生、パワーズ夫妻、メツラ先生(1950)
ブラウン夫妻(1952)、ベイリー先生、アズボン夫妻(1953)、フルエリング夫妻、ブラック先生(1956)
ワリナー先生ご夫妻(1959)
ジョーンズ先生ご夫妻(1972)