2018年2月25日日曜日

先週(2/18)の講壇


「宮より大きな者・イエス」          マタイの福音書1218

 康輔 牧師
 
 パリサイ人は律法を忠実に守っている人達です。特に安息日には律法の規定通り仕事はしません。そして、その為には徹底的に自分達の生活もそれに沿う様に歩みます。それは私達にとっても神様の御言葉に対する真摯な態度は見習うべき側面があるのです。
 しかし、それが間違った使い方をすると今日の本文の様にイエス様の弟子達が安息日に、麦の穂を摘んで食べているのを見たパリサイ人は黙って見過ごす訳にはいかなかったのです。すぐさまイエス様に指摘するのです。それに対してイエス様は彼らが旧約聖書に精通しているのをご存じで、旧約聖書の御言葉で反論されたのです。
 確かに安息日は主が創造の御業を終えられて休まれた事を根拠に、主ご自身が制定されたものです。しかし、その安息日は人をただ単に縛り付けるものではなく、神様を礼拝し神様と共に過ごす日である事を願われて制定されたのです。私達も、御言葉で人を裁く為に用いるのではなく、主に喜ばれる歩みをする為の羅針盤としての御言葉として受け止めていきましょう。(要約)