2017年1月22日日曜日

先週(1/15)の講壇


あなたはどっち?」    ルカの福音書18914

 綾 康輔 牧師

 イエス様はパリサイ人と取税人の例えを、パリサイ人に話されました。それは、一般的には善と見られているパリサイ人達に、実はその内側は悪に染まっている事を、同時に一般的に悪と見られている取税人でも悔い改める謙虚な心を持てば、神様からの恵みを受ける事が出来る事を語られました。
 そして、それは罪人であると悔い改めて、神様に救いを求めた取税人の様に謙遜な心を持つものだけが恵みを受ける事が出来るスタート地点に立つのです。そうでなければ神様がいくら恵みを注いで下さっても、それを真の恵みとして受け取る事が出来ないからです。
 イエス様は例えの最後に、自らを高くする者は低くされ、自らを低くする者は高くされると結論付けられました。これは、この世の法則とは全く違うものです。しかし、神の国はこの様にして一般的なあり方とは異なるのです。
 そして、それを実践して私達に見本を見せて下さったのが正に、救い主イエスキリストご自身なのです。神であるお方が天の位も、神としての権威も全て捨てて、赤ちゃんと言う一番へりくだった姿で来られ、負う必要もない十字架の死までも味わわれたのです。それ故に、父なる神様はイエスキリストを、全ての名に勝る名として高く掲げられたのです。(要旨)