綾 康輔 牧師
今日の本文に出て来るやもめは、唯一の残りの望みであった、一人息子を失った場面が記録されています。イエス様はそのやもめに、「泣かなくてもよい」と言われました。イエス様はこのやもめの涙の原因を誰よりもよくご存知でした。
母の愛はこの死んだ一人息子の身代りになりたい思いだったでしょう。しかし、その母の思いも虚しく一人息子は息を引き取りました。そこでイエス様はこのやもめと死んだ一人息子の所に来られました。
やもめはイエス様に対して、「息子を生き返らせて下さい」とか、「息子を憐れんで下さい」と言うようなすがりつく行動は一切見受けられません。しかし、イエス様はそんなやもめをご覧になられ、死んでいた一人息子を生き返らせたのです。
これは罪の報酬故に死に、裁きを受けなければならなかった私達一人一人の為に、自ら十字架の道を通して私達に罪と死の原理から解放する為に完成されたのと重なって見えるのです。そこに母の愛を通して見る神様の愛が表されているのです。(要旨)