2013年6月9日日曜日

先週(6/2)の講壇




迫害の中にも働かれる主」       使徒の働き1217

  綾 康輔 牧師

 ヘロデはいつもユダヤ人達の顔を伺いながら歩んでいました。ヨハネの兄弟であるヤコブを殺した事で、ユダヤ人達が気に入ったのを見て、今度はペテロを殺そうと考えました。そして、更に自分の株を挙げようと思っていたのです。
 そして、丁度過ぎ越しの祭りの時が終わるのを待ち(祭りの間に人を処刑する事は出来ないと言う決まり事があったので)ながら、祭りが終わった時にユダヤ人達が多く集まっている場所で、ペテロを処刑し更なる人気を博そうと言う魂胆が見え見えでした。
  そして、いよいよ祭りが終わってペテロが牢から出され、処刑されようとしていた前日の夜に、奇蹟は起きたのです。ペテロが捕まった事で、教会を挙げて祈っていた事に対する神様の応答だったのです。御使いが現れ、光が辺りを照らし、眠っていたペテロを起して、繋がれていた鎖も解けたのです。
  神様は、教会の切なる叫びの祈りを聞きとげ、それに応えて下さったのです。私達も神様の前に切に祈る事を通して、神様の御業がなされる事を体験していきたいと思います。神様の前に祈りを積む事の大切さを知らされるものです。(要旨)