「葛藤を乗り越える力を頂こう」 使徒の働き15章36~39節
綾 康輔 牧師
パウロとバルナバは、第一次伝道旅行の時に福音を伝えた所に行き、その後どのようになっているのか、知りたいと言う気持ちになりました。そして、パウロはバルナバを誘い第二次伝道旅行に行こうとしました。
ところが、バルナバは甥であるマルコと呼ばれるヨハネを同行させようと考えていたのです。しかし、それを聞いたパウロは第一次伝道旅行の時に、一行から離れてしまったヨハネを再び同行させる事は出来ないと考えました。
その事で二人は反目になり結局は別行動を取る結末になってしまったのです。そして、その後は別行動となり、バルナバの消息も使徒の働き15章以降は記録されなくなります。ただ、その葛藤で二人の仲が悪くなったのは事実ですが、それによって神様の御心が損なわれた事は決してありません。
別行動になったものの、彼らはそれぞれに福音を宣べ伝える働きを推進して行ったのです。神様の働きをする時にも葛藤は付き物です。しかし、その葛藤に関らず神様からのメッセージがあるのです。その御心を悟り、神様のご計画の中で葛藤を克服していく力を頂く必要があるのです。(要旨)