2017年7月2日日曜日

先週(6/25)の講壇



「知性を超えてひざまずく霊性」  エペソ人への手紙3章14~21節

 豊山 カヨ 牧師

 パウロは卓越した知性の持ち主です。しかし、彼は知識だけでは他人は人を変えることが出来ない事をよく知っていました。彼は牧会者として委ねられた聖徒達の為にひざまずき切に祈っています。この姿は神様に対する完全な服従と依存している事を現しています。
 聖徒達の中で苦難や問題の為に神様が「本当に自分を愛しておられるのか」「本当に神様がおられるのか」等と神様を信じる事が出来ない人がいます。喜びや意欲、期待を感じなくなっている人がいる訳です。その様な人の為に、パウロは神様に聖徒達がイエス様について更に深く知る事が出来る様にと祈りつつ、その事を通してキリストの愛の広さ、長さ、高さ、深さがどれ程であるか悟れる様に祈ったのです。
 これは、信仰によって、イエス様と個人的な出会い、親密な交わりを持つ事が出来る様に、心のうちに住んでいて下さるイエス様を実際的に体験していく事ですが、そのカギは、聖霊様が教えて下さいます。パウロは聖霊の働きによって聖徒達にイエス様を知る心の目が開かれる事を切に願ったのです。パウロが信じる神様は、偉大で富んでおられます。神は私達の考えや期待に限定される方ではありません。はるかに超えておられるお方、私達が考えられる最上のものを超えるお方です。
 私達も主の御前に絶えず人々の為に、自分の為に祈るものでありたいです。「どうか父が、その栄光の豊かさに従い、御霊により、力をもって、あなたがたの内なる人を強くしてくださいますように。」(要約)