先週(3/25)の講壇
棕櫚の聖日礼拝
「棕櫚の主日と受難週」 マタイの福音書21章1~11節
豊山 カヨ 牧師
今日は棕櫚の主日、イエス様が十字架に掛かられるためにエルサレムに入られた日を記念とする日です。イエス様がろばの子に乗ってエルサレムに入られる時、エルサレムの人達はイエス様を歓迎しました。この日を記念として棕櫚の聖日を過ごすわけです。なぜイエス様はろばの子に乗って入られたのでしょうか?馬は戦いの時に使われ、ろばは平和な時に使われました。王がろばに乗って来るとは平和を意味しています。
つまり、主は柔和と謙遜と平和の王である事を現します。謙遜とは、低い所に行く事だけではなく、低い所で平和をもたらす歩みです。私達もイエス様のお心で、神様の御言葉によって平和を保ちながら歩む者でありますように。
大勢の者が自分達の上着を道に敷き、ホサナ。と叫びました。「ホサナ。」という意味は「願わくは今、救って下さい。」という事です。群衆がこの様に叫んだ理由は、イエス様がロ‐マ帝国を打ち破り、自由をもたらす政治的解放者であると考えて歓迎しました。しかし、イエス様は、死によって罪を征服し、勝利するために来られました。つまり、十字架に付けられて死ぬ為に来られたのです。
今週は受難週でもあります。私達を生かす為に身代わりとなられたイエス様を仰ぎ見る週であります。私の為に十字架に死なれたイエス様の愛で満たされます様に。(要約)