綾 康輔牧師
ルツの姑であるナオミは、夫のエリメレクと二人の息子を連れて、飢饉逃れのために、ベツレヘムから異邦の地モアブに移り住みました。それは、確かに人間的な目で見るなら、当然の行動で
あった訳ですがエリメレクは、不信仰から出ていた行動だったのです。
申命記7章3節を通しても、異邦人達とは縁を結んではいけないと言う定めが記録されているにも関わらず、それを犯してしまったのです。それ故に、エリメレクと二人の息子は、モアブの地で亡くなりました。それは、あたかも神様の前に不信仰によって、その罰の刈り取りをしたかの様に見えるのです。
その様な中で、ナオミは二人の残された嫁達を、それぞれの実家に帰そうとします。それは、まだ若い嫁達なので未来が残されているのに、自分の所で一生を過ごさせるような事は出来ないと考えたからです。ナオミは二人の嫁達に離れる様に勧めますが、弟嫁のオルパは涙ながらにも姑から去って行きました。
しかし、兄嫁であるルツは姑にすがりながら、姑と共に過ごす事を誓願したのです。そして、やがてルツは夫の親類の中で、有力者のボアズとの出会いがあります。そして、結婚に導かれオベデを産みました。そして、オベデからエッサイ、ダビデ、更にイエスキリストの誕生へと続くのです。
ルツは異邦人であった事、更にエリメレクの不信仰の中にあっても、ルツを通して最終的にはイエス様の誕生があったのです。神様の御心はどの様な事をもっても妨げる事は出来ないのです。(要旨)