2013年6月23日日曜日

先週(6/16)の講壇


父の心」    箴言131節 

  綾 康輔 牧師

   今年も父の日礼拝がやって来ました。母の日に比べて存在感が小さい父の日かもしれません。
しかし、父がいたからこそ、母を通して自分が生まれる事を可能とし、今自分が生かされている事
を覚え、神様に感謝を捧げるものです。
    さて、今日の本文は「父の訓戒(ここで言う訓戒とは人としての道徳やしつけに留まらず神様の
御言葉で諭していく事を指す)」を聞く者は“知恵のある子”であり、その訓戒を聞かない、“あざける
者”と対比しています。ここには天と地の差がある訳です。それは、父の訓戒をどの様に受け止め
るかで、全く違う歩みになると言う事です。では、その差はどこから生まれて来るのでしょうか。それ
は、父がどれだけ神様の御言葉から、それを自分の中で消化し、次の段階としてそれを子供に還
元しているか、この二つが重要なのです。
    頭では分かっていても、それを諭すのは至難の業です。神様からの知恵と力が必要不可欠なの
です。そして、それを経て父親がまず整えられて行く時に、子供にもそれが受け継がれて行くので
す。結果的には、父なる神様が私達を愛し、忍耐をもって導いておられる様に、私達父親も、子供
に対して忍耐をもって諭していく事が大切なのです。(要旨)