「大逆転の御業」 使徒の働き28章16~24節
綾 康輔 牧師
パウロはユダヤ人達の反発を買う中で、やむなくカイザルに上訴する事になりました。そして、船に乗って移動する途中、嵐に見舞われ、その船が難船してしまいました。
そして、奇跡的にマルタ島に打ち上げられ、その後はローマにて、囚人の身として一人で家に住む事を許され、番兵付きの家に自費で住みました。福音の使者としての使命を受けたパウロにとって、軟禁状態に甘んじる事は容易な事ではなかったのです。しかし、その中で主の特別な憐れみと助けの中で、ユダヤ人達の方がパウロの家に集まって来て、パウロは自宅にいたままで神の国とイエスキリストを伝える事が出来たのです。
これは、正に主のなされた「大逆転」の御業だったのです。今、私達が主によって導かれている家の教会の働きにおいても、今見える所には問題が山積していたとしても、神様は必ず神様の御心である、「魂の救いと弟子作り」を進めて下さるのです。そこにも、主の「大逆転」の御業がなされる事を、そして、そのためには私達の側でも、涙を持って種を蒔く者達となり、やがて喜び叫びながら刈り取る事が出来る様、主に委ねて歩みたいと思います。(要旨)