「御言葉に対する態度」 使徒の働き17章10~12節
綾 康輔 牧師
第二次伝道旅行中のパウロとシラスは、テサロニケでユダヤ人達に妬まれ、町のならず者達を掻き集めて暴動を起こす事で大きな事件に巻き込まれるところでした。そして、パウロとシラスが避難していたヤソンと言う人の家にいた事が分かり、彼らはヤソンの家まで危害を加えようとしました。
しかし、ヤソンの兄弟達は夜のうちにパウロとシラスをテサロニケから逃れさせ、テサロニケから南西方向に約300㎞程離れた、ベレヤへと避難させたのです。これによって、命辛々暴動に巻き込まれる事なくベレヤに逃れる事が出来ました。そして、ベレヤでもユダヤ人達の会堂に入り、福音を宣べ伝えました。驚く事にベレヤのユダヤ人達はテサロニケのユダヤ人達と全く違い、福音に対して柔らかい心を持っており、御言葉に熱心に聞き入るだけではなく、それが本物かどうか毎日聖書を調べる程でした。
この様にして、テサロニケのユダヤ人達とは全く違う様子だったのです。そして多くの者(ユダヤ人だけでなくギリシヤ人の貴婦人や男達も含めて)が信仰に入ると言う主の御業がなされたのです。(要旨)