2014年8月10日日曜日

先週(8/3)の講壇



「執り成しの御業を体験しよう」     使徒の働き121911

  綾 康輔 牧師

ヘロデ大王の孫であるヘロデ・アグリッパ一世は、キリスト教がもたらす大きな影響力(使徒達によるしるしと奇蹟の業)を見て、これ以上キリスト教が勢力を伸ばす事に恐れを感じていました。それで、それ以上の拡大を防ぐためにも、キリスト教を迫害し始めました。
 そして、ヨハネの兄弟ヤコブがまず捕えられ、剣で殺しました。すると、それを見ていたキリスト教に反対していたユダヤ人達が気に入ったのです。それを見たヘロデ・アグリッパ一世は、もっともっと自分の株を挙げようと、次はペテロを捕えて殺そうと思いました。
 しかし、その時はちょうど「過越しの祭り」の最中で、人を殺す事は出来なかったのです。それで、過越しの祭りが終わるまで、牢に入れておいたのです。ペテロは牢の中で、二本の鎖に繋がれ、兵士二人の間に寝ていました。すると、御使いが現れて鎖を解き、外へ連れ出して下さったのです。
 ペテロはヘロデの手より逃れる事が出来たのですが、それは主が御使いを遣わして、彼らの手から守られ救出されたのです。この主の御業の陰には、ペテロの為に祈る教会の執り成しがあったのです。
 私たちも、色々な危機に直面する時、問題にぶつかった時、神様に熱心に祈り求める時、主は御業をなされます。そして、私達には、「マイナス」と見える事でも、「プラス」に変えられる主の御業を体験する事が出来るのです。(要旨)