「神様のムチは愛のムチ、それを知らぬは人の無知」 創世記11章1~9節
綾 康輔 牧師
ノアの箱舟を通して洪水の難から逃れたノアとその家族達は、シヌアルの平地に移り住みました。そして、その中でニムロデと言う権力者も生まれ、王国を作り上げました。それだけなら良かったのですが、民達は神様に逆らう様な行動をとり始めたのです。
それは、自分達がレンガを焼き、瀝青(アスファルトの様なもの)を用いて、天にまで届く様な塔を建てようと企てました。それは、あの洪水にも耐えられる様な堅固な、そして高い塔を建てようとし、洪水の時の様に散らされない様に、また自分達の名を挙げようと言う動機からでした。主は彼らをご覧になられ、言葉を互いに分からなくさせる事で、それ以上町を建てる事が出来ない様にされました。それは、民達が憎いからではなく正に「神様の愛のムチ」だったのです。