クリスマス聖日礼拝
「主の憐れみと慈しみ」 ルカの福音書2章8~11節
綾 康輔 牧師
野宿で夜番をしていた羊飼い達は、突然の御使い達の現れに恐れおののいていました。御使いの強い光が回りを照らしていたからです。そこで、御使い達は「恐れる事はありません。」と声を掛け、「この民全体のための素晴らしい喜びを知らせに来た。」と語られたのです。
それは、ダビデの町で救い主が生まれたと言う消息でした。当時、羊飼い達は、ならず者達が多く人々から相手にされない様な人達であったので、その様な大切な知らせを真っ先に知らせる様な対象ではなかったのです。しかし、御使いはその様な羊飼い達に先に知らせたのです。これは羊飼い達にとっては、大きな特権であり、神様がその様な人達にも寄り添われる神様である事が表されているのです。さて、今日の主人公である羊飼いは、メシヤとしてこの地に生まれられたイエス様と同じく羊飼いなのです。
イエス様は自ら、「羊飼いである」と語られていました。そして、実際に羊達を守る羊飼いと同じ様に、羊達の為に命を投げ出されたのです。そして、それは私達を愛する神様の姿の表れなのです。共に、このアドベントの時を過ごしつつ、神様の愛を更に知って行きましょう。(要旨)