2014年12月21日日曜日

先週(12/14)の講壇


アドベント第三週目

「キリストのご降誕は偶然?それとも必然?」      ルカの福音書217

  綾 康輔 牧師
 
 皇帝アウグストから、「自分の故郷へ帰り、住民登録をする様に。」と言う勅令が出ました。ヨセフもナザレから故郷であるベツレヘムに行きました。聖霊によって身重になっていたマリヤも伴って上って行きました。
 当時の住民登録は、女性は強制ではなかったのですが、ヨセフは未婚で身重になったマリヤを一人置いて行く事は出来ませんでした。それは、当時未婚の女性が身重になる事は死罪に当たる重罪だったからです。
 一人置いていけば、もしかするとマリヤの上に危険が迫るかもしれないと思ったのかもしれません。身重になっているマリヤを連れて行く事にしたのです。そして、ベツレヘムに着いた時には、泊まる宿がなく馬小屋で過ごす事になったのです。そして、そこでマリヤは月が満ちて男子の初子を生んだのです。
 そして、その子はミカやイザヤを通して、昔から預言されていたメシヤ(救い主)イエス・キリストだったのです。ヨセフの夢の中に現れた御使いが語った通りの事が起きたのです。これらの事は、神様のご計画がなされるために、一つ一つの事がなされたのです。それは、私達人類が滅びる事無く、永遠の命を持つ為に、神様の熱心によってなされたのです。
 それは、私達を愛するが故の神様のご計画だったのです。それ程、私達は神様に愛されているのです。このアドベントの時に、更に神様の愛と恵みを知り、その良き知らせを伝えるお互いになる事を主は願っています。(要旨)