2016年4月10日日曜日

先週(4/3)の講壇

感謝の心を忘れずに!」      ルカの福音書171119

 綾 康輔 牧師

 イエス様が十字架の御業をなされる時が近づいた時、エルサレムに上られる途中にある村でツァラアト(ハンセン病)に冒された十人の人達に出会いました。彼らは、イエス様が来られた事を知り遜(へりくだ)って癒しを求めました。ところがイエス様は、直接癒しを与えられた訳ではありませんでした。
 当時の慣例としてツァラアトが癒された事を認めてもらうために、祭司の所に行って儀式を通して認められるのですが、イエス様はまだ癒されていない彼らに対して、「行って、祭司に見せなさい。」とだけ命じられたのです。しかし、わらをも掴みたかった彼らは、イエス様の命じられた通りに祭司の所に向かって行ったのです。
 するとどうでしょうか。その途中でツァラアトが癒されたのです。しかし、サマリヤ人の男一人だけがイエス様の所に戻ってきて、ひれ伏して感謝を捧げたのです。恐らく、こ
のサマリヤ人は普段から神様に対する感謝の歩みが出来ていた人であったと推測されま
す。
 私達も、大きな救いの恵みと祝福に与った者達として感謝を忘れずに歩みたいものです。聖霊様の助けを頂いて更に主の恵みを味わっていくお互いとなりたいものです。(要旨)