2016年7月20日水曜日

先週(7/3)の講壇


互いに愛の執り成しを!」    出エジプト記219

 綾 康輔 牧師

 エジプトのパロ王は、イスラエル人の男の子を殺す事、更にはナイル川に投げ捨てる様に命じました。そこで、モーセが生まれてから両親は三か月の間隠しておきました。しかし、それ以上隠す事は出来なくなり、かごに瀝青と樹脂を塗って水が入り込み沈む事を防いで、ナイルの岸の葦の茂みに置きました。
 その後の行方を見守ろうとしたその子の姉のミリヤムは、神様に執り成しをしていた所、パロ王の娘がナイルに水浴びの為に来たのです。そして、かごに入っているモーセを見つけたのです。そして、ミリヤムはパロ王の娘に、「あなたの代わりに乳を飲ませる乳母を紹介しましょうか。」と知恵を持って進言しました。
 そして、ちょうどモーセの産みの母親を紹介する事で、モーセは殺される事なく、自分の母から乳を飲ませてもらい成長する事になったのです。さて、そこまではモーセの姉ミリヤムが神様から頂いた知恵とチャンスを生かし、弟モーセを救う手助けをしました。
 しかし、そんなミリヤムも後に失敗をします。それは、弟が異邦人をめとっている事に対して非難しました。それは、とりもなおさず神様に対する罪となったのです。私達は人を非難するのは簡単です。でも、愛を動機として、また執り成しをしている中で示されたのであれば建設的な指摘は出来ます。互いの間に愛の執り成しが必要なのです。(要旨)