アドベント第一聖日
「羊飼いなるメシヤ」 ルカの福音書2章8~15節
綾 康輔 牧師
今日からアドベント(待降節)が始まりました。羊飼いなるメシヤとしてのキリストのご降誕を待ち望む思いで、アドベント週間を12月24日までの四週にわたって過ごす事になります。
今日の本文は、羊飼いたちにスポットが当たっています。メシヤ誕生の知らせを真っ先に聞いたのは、当時人々からのけ者にされ、相手にされていなかった羊飼いたちだったのです。それは、メシヤとして来られ、羊飼いとして生まれられたキリストが、その様な者たちの為に来られたと言う事を考えると、キリストの人間に対する憐れみと慈しみを知る事が出来るのです。
羊飼いたちは、同時に命がけで羊たちを守る人達でした。狼や野良犬などから羊たちを守っていたからです。キリストもまた我々人類が救いを受ける事が出来る様に、十字架の御業を通して命がけで我々を救って下さったのです。その知らせを真っ先に羊飼いたちに告げられたのは、我々人間に対する神様の憐れみと慈しみであるのです。どの様な所から私たちが救われたのか、アドベントの週間を通して更に深く味わう、皆様となる事が出来る様、心からお勧め致します。(要約)