2018年3月25日日曜日

先週(3/18)の講壇


「執り成しの生活を!」    マタイの福音書263644


 綾 康輔 牧師

 
 弟子達との最後の晩餐を終えられたイエス様は、ペテロとヤコブ、ヨハネだけを連れてゲツセマネの園に行かれました。それは、十字架の御業を目前に控えたイエス様の苦痛の執り成しの為でした。それは、盃(十字架に架かる事)を避けて欲しい、しかし、父なる神様の御心がなされる様にと、葛藤される姿を描写されています。
 それは、様々な出来事を前に恐れ、不安になり、葛藤する私達人間の姿にも見えるのです。その様な苦難の執り成しの中で、三人の弟子だけには、その苦痛の少しでも担って執り成して欲しいと言うイエス様の思いが込められていました。
 しかし、その様なイエス様の思いとは裏腹に、弟子達は眠りこけていたのです。正に私達の姿が映し出されているように思えてくるのです。私達の生活の現場の中でも、主が私達に執り成す様にと見せて下さっている事があります。その事を見ても批判し評価を下すだけで祈らない私達ではなく、主の御心を祈るお互いになりたいものです。 (要約)