「聖霊に満たされた美しい人生」 使徒の働き9章1~9,17節
豊山 カヨ 牧師
イエス様は公生涯の間、十字架に掛けられ死なれ復活されてから40日の間ずっと弟子達と共におられ、天に昇られる前に「父から約束された聖霊を受けなさい。」と言われました。聖霊様無しではクリスチャンが力ある人生を歩めない事を知っておられたのです。
本文に出ているサウロは律法学者パリサイ人で、イエスを信じる人達を捕まえて殺したり、迫害した人でした。しかし、ある日ダマスコの近くまで来た時、突然天からの光が彼の周りを照らし、イエス様に出会うという不思議で衝撃的な体験をします。彼は三日間、目が見えず食べる事も飲む事もしないで祈りました。
主はアナニヤという名の弟子を送り、サウロの上に手を置き祈りに導かれます。それは目が見えるように聖霊に満たされるように、異邦人に福音を伝えるという使命を与える為でした。この出来事は彼の人生を180度変えました。
聖書の言葉をただの知識として学び、御言葉と自分とは何の関係もない歩みをしていた彼は、どの様な状況の中でも感謝し学んできた聖書の知識を、イエス様を伝える道具として用いました。パウロ一人によってアジア、ヨーロッパ全世界に福音が広がっていったのです。求める者、悔い改める者に与えられる聖霊が私達に注がれ聖霊に満たされた美しい人生を歩む事が出来ますように。(要約)