「ルツの信仰を通して」 ルツ記1章11~18節
綾康輔 牧師
ベツレヘムに起きた飢饉によって、モアブの地に移住したエリメレクとナオミは、二人の息子であるマフロンとキルヨンを連れて行きました。そして、異国の地であるモアブで十年間住むうちに、二人の嫁としてモアブの女性、ルツとオルパを得ました。
しかし、その後は夫、二人の息子達も失ってしまいます。残されたナオミは、二人の嫁達に家族のもとに帰る様に命じます。それは、息子達が亡くなった以上、ナオミは嫁達を自分のもとに引き留めておく必要はなくなったからです。その中で弟嫁のオルパは、泣く泣くナオミから去って行きましたが、兄嫁のルツはナオミから離れようとはしませんでした。それは、ナオミの信じている真の神を信じ、そこから離れる気は一つもなかったからです。姑の信じている真の神を自分の神として信仰を貫き通そうとしたのです。そして、やがてルツはボアズと結婚し、その子孫からイエスキリストが誕生したのです。(要約)