2018年12月21日金曜日

先週(11/25)の講壇


「荒野での感謝」   申命記816


 豊山カヨ 牧師

 
 申命記は、荒野が背景となっていて、エジプトで奴隷生活をしていたイスラエルは、神様の奇跡的な働きによって解放されました。それから神様が約束された乳と蜜が流れる地に行くことが目的でしたが不信仰の故に失敗しました。神様は次の世代を準備して約束の地カナンに入るようにされます。
 なぜ、イスラエルの民は苦難の道、荒野が必要だったのか、一つは、彼らが荒野で苦しんでいたのは、戒められる必要があるためでした。それは、人間が神様に対して不信仰のためでした。もう一つは、自分の力を頼りにして歩もうとする私たちを取り扱うためであります。罪から立ち返り、神様と深い交わりを通して主にだけ信頼し、御心に従って歩むための訓練であるのです。
 荒野の特徴は断絶、孤独、寂しい所です。とてもつらいのですが、しかし、荒野でしか受けることの出来ない神様の特別な恵みがあり、荒野は自分の考えをはるかに超え、自分の限界を超える所として、私たちにとって感謝すべきかけがえのない所となるのです。(要約)