2011年6月21日火曜日

先週(6/12)の講壇

「初代教会を目指して」       使徒の働き2:42~47
綾 康輔牧師

 本日は聖霊降臨を祝うペンテコステ聖日です。聖霊降臨の出来事を通して、文字通り聖霊が注がれ一同は聖霊に満たされました。これが正に教会の誕生の瞬間でした。
 このペンテコステの出来事があった後、使徒達や信者達の間にはどの様な変化がもたらされたのでしょうか。それは、「御言葉に対する態度の変化」、「一致を保つ事」、更に「主の祝福を最大限に受けた」と言う事を挙げる事が出来るでしょう。
 これらは、聖霊が導かれた素晴らしい「実」です。その様な中で使徒達だけではなく、信者達も一同に主に対する畏敬の念が強まったのでした。そして、実言葉に伴う不思議としるしが沢山行われていきました。そうなると、周りの人達も好意を持つ様になり、救われる人達が毎日起こされていきました。
 さて、では聖霊様の御業はこの初代教会の時で終わってしまったのでしょうか。決してそうではありません。この日本だけではなく世界的にも、まだまだ収穫は多いのです。ただ、その収穫に向けて働き手が少ないだけです。だからこそ、神様は働き手が起こされるように(ルカ10:2)先に救われた私達が祈る事を神様は望んでおられるのです。
 その様な事柄が真剣になされていく時に、あの初代教会の姿を見る事が出来るのではないでしょうか。初代教会で御業をなされた神様と、今の時代の神様は異なるのでしょうか。決してそんな事は無いのです。(要旨)