2013年8月25日日曜日

先週(8/18)の講壇


決して無駄な事をされない主」           使徒の働き161619

  綾 康輔 牧師
 
 パウロとシラスは福音を伝えている途中で、占いの霊につかれた女奴隷に出合いました。彼女は、占いを通して主人達に多くの利益を与えていた人でした。彼女は、パウロとシラスを見るなり、「この人たちは神から遣わされたしもべで、救いの道を宣べ伝えている人達である。」と叫び続けました。この叫んでいる内容を見ると、決して間違った事は語っていませんでした。
 しかし、幾日もこの繰り返しをする女奴隷を見て、パウロは「悪霊の仕業」である事を見抜きます。彼女の中に巣食っている霊にイエスキリストの御名によって出て行くように命じました。すると、彼女の中から霊は直ちに出ていき、彼女はもうそれ以上占いが出来なくなってしまいました。
 それによって怒ったのは彼女を雇っていた主人達でした。パウロとシラスを捕えて牢に入れました。彼らはその中で賛美と祈りをしていました。すると、神様は超自然的な方法を通して、獄の扉が開き、鎖が解けたのです。そこで、監視をしていた看守は囚人達が逃げたものと思い自害しようとしました。
 しかし、パウロは逃げていない事を伝えると、看守は救いを受け取る方法を尋ねました。そして、彼だけではなく彼の家族全員も救われ、バプテスマの恵みに与ったのです。牢に入れられると言う否定的な出来事を通して、結局は看守と看守の家族が救われる主の御業がなされたのです。神様は決して無駄な事をされる方ではありません。(要旨)