2013年9月15日日曜日

先週(9/8)の講壇


アテネでのパウロの説教」               使徒の働き172331

  綾 康輔 牧師

 アテネの人々は宗教心のあつい人達でした。更に知的で、論理的な歩みを好んでいた人々でもありました。そんな彼らは「知られない神に」と言う祭壇を築き、それを拝みそれに仕えていました。
 これは、彼らの偶像崇拝の対象が常に変わり、定まったものがない事を、即ち自分達の作り出した偶像を拝み、それが本当の神かどうか分からずに拝んでいる事を表していたのです。
 そんな中でパウロは彼らの間違いを指摘すると共に、本当の神様の事を語ります。アテネの人達に論理的に、しかも彼らが納得できる様に論破しました。そして最終的には、天地万物をお造りになられた主を紹介し、イエスキリストこそ私達の救いの源である事、更には悔い改めを通して、その救いを受け取る事を大胆に語りました。
 その事を通して信仰に入った者達が起こされて行きました。私達の身の回りにも、無知が故に空しい「知られない神」を拝んでいる多くの同朋がいます。先に救われた私達を通して、「生きて働かれておられる神」を証ししていく事が重要な事であると再確認させられます。    
 その歩みを通して、更に多くの同朋が本当の神を見出す事が出来る様、また、一人でも多くの人々が主の前に立ち返る人々となる様、そのために用いられていきたいと思います。その実践できる場所がまさに、私達のなしている牧場なのです。それを通して主の御心が具体的に表されていくのです。(要旨)