「主があなたといっしょにおられる」 士師記6章11~16節
綾 康輔 牧師
主の前に悪を重ねて来たイスラエルの民達に対して、主は「愛の鞭」として、ミデヤン人達を用いて目を覚ませようとされました。しかし、その攻撃があまりにひどかったので、ギデオンは彼の攻撃から身を避けて、酒舟で小麦を打っている所でした。
御使いが現れて、ギデオンに主からの伝言を語ります。それは、主からの励ましと勇気づける言葉でしたが、彼には通用しませんでした。そこで、主は直接ギデオンに語られます。そして、主がギデオンと一緒におられ、勝利を与えて下さると言う約束までして下さったのです。 ところが、ギデオンはなかなかその言葉を鵜呑みには出来ませんでした。そこで、主は「私はあなたといっしょにいる。だからあなたは一人を打ち殺すようにミデヤン人を打ち殺そう。」と語られます。
普通であれば、ここまで主が約束して下されば、信じようとするものですが、ギデオンはそれが本当に主からのものなのかを、確認する為にしるしを求めます。主はそのしるしを与えられ、ギデオンは主の言葉と信じるのです。
主は、この様に主の選びの中にある人に、信仰と励ましと導きを与えて下さるのです。それは、今を生かされている一人一人にも当てはめる事が出来るのです。主が共におられるなら、何を恐れるのでしょうか。(要旨)