「力の源なる主」 士師記7章1~9節
綾 康輔 牧師
ギデオンは主の召しを確認した上で、ミデヤン人達との戦いを前に三万二千人の民達を準備させました。しかし、主は多過ぎると語られ、恐れをなしている民二万二千人を家に帰らせました。
しかし、主は一万人も多過ぎると語られます。そして、主は特別な方法を通して更に選抜されました。それは水を飲む民達の方法を見られたのです。犬が四つん這いになって、水を飲む様にした者は除外されました。そして、立ったままで手に水を溜めて、それを直接口に当てて飲んだ三百人だけが残されたのです。
主は、ギデオンが選んだ三万人から、約1%に過ぎない僅か三百人だけを選ばれたのです。それは、人数の多い事で勝利したとすると、自分達の力で勝利したと主に誇る事をご存じだったからです。主の栄光を奪う事の危険性を主彼らに教えたかったのです。さて、主は私達に“主を最優先にして生きる事”を望んでおられるお方です。その様にして歩む時に、人間的な考え方では損害を被るかと思えますが結局、主は私達の道を真っ直ぐにして下さるのです。そして、同時に主の力強さを体験する事が出来るのです。(要旨)