「伝道の動機は感激から」 ヨハネの福音書1章35~42節
綾 康輔 牧師
バプテスマのヨハネに関して三週続けてみる事になりましたが、今日の箇所ではバプテスマのヨハネが、自分の弟子達に待ちに待っていたメシヤであるイエスキリストを紹介する場面です。
それはちょうど、イエスキリストの公生涯(30歳からの本格的な福音宣教の働きを始められ時から十字架上で亡くなるまでの期間)の三日目にあたる日の出来事が背景になっています。この時に、バプテスマのヨハネは、弟子であるアンデレとヨハネに対して、「見よ。神の小羊。」と言ってキリストを紹介します。
その事を語ったバプテスマのヨハネも、メシヤにであった感激と喜びに溢れていた事を推測する事が出来ます。そして、その感激と喜びを弟子に伝えた事で、アンデレとヨハネも大きな喜びと感激に溢れた事でしょう。それは、アンデレの行動を見れば分かります。アンデレはすぐさま、自分の兄弟であるシモンに、「私達は、メシヤに出会った。」と伝えます。そして、それだけではなく、イエス様のもとに連れて行ったのです。
これが、正に伝道の動機です。なにか強いられてでも、嫌々ながらでもなく、イエス様によって救われた時の大きな感激と喜びを持っていれば、それが伝道する際の大きな原動力になっていくのです。今年一年与えられた御言葉と標語を達成するのにも、このカギが大きな力になるのです。(要旨)