「人に従うか?神に従うか?」 使徒の働き5章28~33節
綾 康輔
牧師
それを知った大祭司達は、怒り狂って彼らを殺そうと言うところまでいきました。しかし、その中でもペテロとヨハネとその他の弟子達は、「人に従うよりも、神に従うべきである。」と大胆に語りました。これは、あり意味では「非常識」とも思える言動です。しかし、彼らは、「常識」に捕らわれるのではなく、信仰から来る「超常識」的な行動をとったのです。
そして、彼らは大祭司達の制止にも関わらず、大祭司達の子孫が預言者達を迫害し、その子孫の大祭司達はイエスキリストを殺した事を指摘しました。そして、ペテロとヨハネとその他の弟子達は、人の言葉よりも神様の御言葉に従って、御言葉を語り続けたのです。
私たちは、この彼らの信仰による大胆に伝道する姿を通して、ヒューマニズムに負けない信仰の強さを見ます。ヒューマニズムによって神様の御心と御言葉が歪曲される場合が多いからです。私たちの信仰生活の中で、ヒューマニズムによって妥協している部分がないか、吟味していきたいものです。(要旨)