2014年8月24日日曜日

先週(8/17)の講壇


「男と女に区別して造られた神秘」           創世記22125

  綾 康輔 牧師

 
 神様の創造の御業は六日目にいよいよ最後の「人間」を創造するに至ったのです。そして最初は男であるアダム(ヘブル語=イシャー)を造られました。そして、神様はアダムの助け手がいるかどうかを確認させられました。しかし相応しい助け手がいないのを確認したところで、「人は、ひとりでいるのは良くない」と言われ、アダムを深い眠りに下らせそのあばら骨を取って、女(ヘブル語=エーシュ)を造られました。これは、ヘブル語の文字を見ても、それが分かる様な形になっています。
 そして、神様は人を男と女に分けて造られ、「夫婦」と言う新しい共同体を造られました。そして、そこには優劣の差はなく、同等に造られましたがが、ただ、その中に秩序を保って営まれる事を願われたのです。さて、その麗しい夫婦と言う関係の中で、アダムとエバが罪を犯してしまった事で、お互いが裸である事に羞恥(しゅうち)心を持つようになったのです。これは、罪によってもたらされた、「神様との断絶」を表すものでした。
 それ故に、神様はその様な断絶の関係を回復するべく、キリストの十字架によって修復されたのです。これは、大きな恵みです。その恵みを更に味わうお互いの一週間となりたいものです。(要旨)