「死んでいるのではない。眠っているのです」 マタイの福音書9章23~25節
綾 康輔 牧師
今日は一年に一度の「永眠者記念礼拝」として、先に永眠につかれた方達を偲びつつ、礼拝を捧げる聖日です。そして、今日の日にちなんでイエス様が会堂管理者の娘を甦らせる個所を見ていきます。そこには、この娘を葬る場面が背景となっています。
会堂管理者は、亡くなった娘に手を置いて下さいとイエス様に嘆願します。そうすれば娘は生き返ると信じていたのです。そこで、死んだ娘の所にイエス様は行かれました。そして、「この子は死んだのではない。眠っているのです」と語られました。
そのお言葉の通りに、イエス様はこの娘に手を伸ばし起こされたのです。すると、そのお言葉通りに起き上ったのです。そして、その子に食事をさせる様に命じられました。これは、イエス様が甦られたのちに食事をされたことを思い起こさせます。
イエス様は、ご自身が復活の初穂として甦られた故に、人間をも甦らせる事が出来るのです。だからこそ、今を生かされている私達には、再会と言う大きな希望と喜びが与えられているのです。この良き知らせを知らない、私達の身の回りの人々に伝えてく通り良き器として用いられていきたいものです。(要旨)