2015年11月15日日曜日

先週(11/8)の講壇


「謙遜な者と愚かな者」      エステル記6章1-10節

 綾 康輔 牧師

 エステル記に登場して来る人物の中で、対照的な人物はハマンとモルデカイです。それは、タイトルの如くに全く異なった歩みをした人達です。ハマンはかねてから自分に頭を下げないモルデカイに対して、憎しみから殺意へと変わっていました。
 そこで、ハマンはモルデカイを殺そうと、王まで巻き込んで計画を立てていました。そして、その時が来たと思ったのですが、ちょうどその時に王は、記録の書をしもべに読んでもらう機会が与えられ、王宮で使える者の中で王を殺そうとしていた事がモルデカイによって報告されていた事が記録されていた事を知ったのです。
 それを知った王はモルデカイに褒賞を与えようとし、ハマンにその方法を問いました。そうとは知らずにモルデカイを殺す事で自分が褒賞を受け取ると誤解していたハマンは、その褒章の方法を王に進言しました。結局はハマンではなく、その方法でモルデカイが受ける事になるのです。そこに褒賞を期待せずに神様に全てをお任せしているモルデカイと、自分の欲望をただただ満たそうとして、神様をも畏れない愚かなハマンとの姿がとても対照的に表されているのです。(要旨)