2016年2月21日日曜日

先週(2/14)の講壇


「信仰は頼る事」                ルカの福音書82225節 


綾 康輔 牧師

 イエス様は弟子達に「舟に乗って向こう岸へ行こう。」と誘われました。そして、弟子達は舟を用意して移動していましたが、突然吹き荒れる風によって舟は水を被ってしまったのです。そこで、弟子達は眠っておられたイエス様を起こして、「私達は溺れ死にそうです。」と叫びました。そして、ようやく起きられたイエス様は風と波を叱りつけられ、湖はなぎたのです。そして、弟子達に向かって「あなたたちの信仰はどこに行ったのか。」と彼らの不信仰を叱責されました。 
 弟子達はイエス様の力と権威に驚いたと同時に、そばにイエス様がいながら風と波、また溺れ死ぬのではないかと言う、驚きと恐れの中でイエス様にお頼りすると言う事を忘れ、現実の問題だけに気を取られてイエス様から目を反らしていたのです。
 私達も様々な出来事の中で問題があまりにも大きく見えて、神様が見えなくなる時があります。ちょうど、一円玉を目の前にかざすと太陽をも隠す事が出来るのと同じ様です。また、問題が起きた時だけではなく、どんな時にも共におられる「インマヌエル」なる主と共に歩み、その主にお頼りする歩みが正に信仰の歩みであるのです。
 お互いにそのような歩みを通して、神様の御心を成し遂げていく歩みをしたいと思います。その為にも日々のディヴォーションを通して、神様の御声を聞きつつ従っていく歩みを通して、信仰の歩みを培っていきたいものです。(要旨)