「十字架に近づかれる王イエス様」 マタイの福音書27章11~19節
綾 康輔 牧師
イエス様は十字架を目前にして不当な裁判を受けられました。それは何の罪もないお方が裁判にかけられると言う、理に合わない裁判でした。総督ピラトもそれを知りつつも「十字架につけろ!」と叫び続ける群衆を前に、それらを抑えつける事は出来ませんでした。
そして、その裁判の中でもイエス様は、「ユダヤ人の王」であること、また「神の子キリスト」である事は明らかにされました。それは、すべての王であられ、王の王、主の主であられるお方だからです。王の王、主は死者の中から最初に甦られた地上の王達の支配者なのです。
さて、過ぎ越しの祭りの中で一人の囚人を赦免する習わしがあり、強盗で有名なバラバか、イエスのどちらを赦免するかピラトは群衆に質問します。イエスを妬みで殺す事を訴えていた群衆を知っていたピラトは、彼らに十字架の事を任せる事になったのです。結局、バラバが赦免されイエスが十字架に架けられることになったのです。これが、神様のご計画にあったのです。(要旨)