「弱くても使命を果たせる」 マタイの福音書26章36~41節
綾 康輔 牧師
イエス様は十字架の重い荷を負われる直前に、ペテロ、ヤコブ、ヨハネの三人の弟子を連れて、ゲツセマネと呼ばれている園に行って祈られました。それは、十字架を目前にされて父なる神様に切なる祈りをされました。
ところで、ペテロとヤコブ、ヨハネはその間も一緒に祈っている事が出来なく眠ってしまっていたのです。しかし、イエス様は彼らに対して「あなたがたは、そんなに、一時間でも、わたしといっしょに目をさましていることができなかったのか。」と言われました。確かに弟子としては不甲斐ない姿であったかもしれませんが、イエス様は彼らに対して励ましの言葉も語られました。「誘惑に陥らないように、目をさまして、祈っていなさい。心は燃えていても、肉体は弱いのです。」と。
イエス様は私達の弱さをご存知なお方です。罪を犯されはしませんでしたが私達の弱さを理解出来るお方です。そんな私達の弱さに働かれる主の強さを体験、私達に与えられた使命を果たす事が出来るのです。(要旨)