「アテネの様な日本で」 使徒の働き17章22~28節
綾 康輔 牧師
パウロはギリシャのアテネと言う町に来ました。そこは、ありとあらゆる偶像に満ち溢れた所でした。普段から、その様な場所でも福音を宣べ伝えていたパウロでしたが、流石の彼も心に憤りを覚える程の町だったのです。
しかし、彼は聖霊様からの知恵を頂き、アテネの人達が彼の説教を聞き易い言葉を用いて接近したのです。彼はアテネの人達が仕えている偶像ではなく、天地万物と人をお造りになられた、創造主なる神様を紹介しました。
それにもかかわらず、やはりそこはアテネの偶像に満ちた、霊的に不毛地の場所でした。パウロの語る説教に反応は余りありませんでした。そして、彼は自分がするべき事はしっかりとした上で、後の結果は神様に委ねてアテネを後にしたのです。
私達もアテネに勝るとも劣らない霊的に不毛地の日本に遣わされています。この国で主の証人として召された私達、お互いであると言う事は誰も否定出来ない事実なのです。その使命を果たすお互いとなりたいものです。(要旨)