「愛の神様」 申命記6:4-5
豊山カヨ牧師
出エジプトした第一世代が荒野でみな死んだ後、二世代目が約束の地を目の前にして以前とは違う時代と文化の中で守るべき神様の戒めを教えられます。今日シェマと呼ばれる本文の御言葉は申命記で教える一番基本の事であります。
また申命記では神様が十戒を与えられたのは、神様が与えて下さる約束の地とその地で受ける祝福、即ち、これらはプレゼントとして与えられていると同時に、御言葉に従うものに報いとして与えられることをも強調しています。神様は私たちが幸いに生きるために十戒を与えてくださった愛の神様なのです。新約においては1ヨハネ4章には「神が私たちを愛し私たちの罪のために、なだめの供え物としての御子を遣わされました。ここに愛があるのです。」とあって、このことによって神様は罪人である私たちの為に救いの道、永遠の命である天国の門を開いてくださったのです。そして信じるものを御自分の子どもとしてくださいました。
そして愛なる神様はだからと言って出来の悪い子どもをそのままにすることはされないお方です。
神様から取り扱われることは、今すぐには辛くて祝福とは思えない痛みであり、苦しむことがあるかも知れません。しかし、それは神様の祝福であり、豊かな実を結ぶことが出来る過程である事だと知るのです。そのような時こそ信仰が成熟し、神様が共におられることを人々の前に表すことが出来るのです。この素晴らしい神様にあなたの心を尽くし、思いを尽くし、知性を尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛するようにと言われます。
心を尽くし仕え、礼拝するとき神様は一度しかない私たちの人生を豊かに導き満たして下さることを心から信じます。